12月10日(金)は、2021年の最終授業の日。「シニア対応から見える時代の突破口」と題し、SCCの重鎮 岡本國治が混乱の一年を締め括るにふさわしい、熱く濃い授業を展開しました。過去に遡りながら、時代を俯瞰しながら、シニアの人格に寄り添いながら、未来までをも語りつくす。研鑽、分析、人間味まで感じられた授業に、現場に居合わせた受講生も満足したのではないかと思います。(以下、岡本からのコメントです。)
マス・マーケのシステムが1990年代に崩れ、パーソナル・マーケの新しいフェーズが始まりました。情報の受発信が個人でも出来るようになった結果、その弊害として、個人レベルから国家レベルに至るまで、《他者をディスる》=マイファーストが横行してしまいました。そんな在り方とは関係なく、時代の方はクローズドからオープンへ、組織管理から自己管理へ、他力依存から自主独立へ、所有から共有へ、現実主義から永続主義へなど、自分中心だけではやっていけないシステムへ、レールへを着実に切り替えています。(これは山を登る道を変えるレベルではありません。登るべき山がまったく変わったことを意味しています。)
時代は変わっているのに、意識は昔のまま。そのことによる長く鬱屈した世相。この突破口はどこにあるのか。
こんな思いから、「1. 言葉をパーソナルする。 2. これからの広告は、どんな言葉になっていくのか。 3. 人を勇気づける言葉。Back Castingとメタ思考で発想する。」の3テーマで話しをさせていただきました。
詰め込みすぎて、予想通り超高速な進行になってしまいました。受講いただいた皆さまには、申し訳ないと思います。
しかし、すべてわかる必要もありませんし(内容には反論もおありでしょうし)、ポイントだけ感じていただき、あとはご自分で深化していただければと思います。これも正解のない時代の思考&試行の在り方と受け取っていただければ幸いです。
師走の多忙な時期に時間を割いていただいた受講の皆さま、場をご用意いただいたスタッフの皆さま、お疲れ様でした。厚く御礼申し上げます。
#コピーの学校
#コトバを灯せ